真鍮のアイテムは、使うほどに黒ずんで、味が出てくるのが魅力です。ただ、長く使っていると、手垢や酸化した膜がたまって「さすがに汚いな」と感じることもあります。今回は、僕が愛用している真鍮アイテム3つを、ピカールで磨いてリセットしてみました。
結論から言うと、ピカールとコットンがあれば、家にあるもので驚くほどピカピカになります。ただし、磨きすぎには少し注意が必要でした。手順と、3つのビフォーアフターを順番に紹介します。

- ピカールさえあれば、あとは家にあるもので磨ける
- 少し磨くだけで効果が大きく、ビフォーアフターがはっきりわかる
- 買ったときの素材感が戻り、また一から味を育てられる
- ピカールの匂いがきついので、換気が必須
- 磨きすぎるとピカピカになりすぎて、真鍮らしい味わいが消える
今回磨いた真鍮アイテム3つ
磨いたのは、どれも普段からよく使っていて、かなり汚れが目立ってきたアイテムです。真鍮は使っているうちに酸化して膜のようなものが付いてくるので、使い込むほど黒ずみが重なっていきます。3つとも、ビフォーアフターがわかりやすいくらいに汚れていました。
TRAVELER’S COMPANY ブラス ペンケース

いちばん汚れていたのが、トラベラーズカンパニーのブラスペンケースです。手垢のようなものも付いていますし、酸化した膜が立体的に付いているような状態でした。中にはいつも真鍮のペンを入れているので、その汚れも移っていて、全体的にかなり汚れが目立っていました。これはビフォーアフターがいちばんわかりやすいと思ったので、最初に磨いています。

TRAVELER’S COMPANY ブラス 定規

2つ目は、同じくトラベラーズカンパニーのブラス定規です。表はそこまででもないのですが、裏返してみるとベタベタになっていました。平らで磨きやすい形なので、今回は「ピカピカにしたらどこまで光るのか」を見たい人のために、この定規だけはしっかり磨いてみることにしました。
SAKURA craft_lab 003 真鍮モデル

3つ目は、サクラクレパスのクラフトラボ 003の真鍮モデルです。正直、3つの中でいちばん使う頻度が高いのがこのペンです。持ち手のあたりはかなり黒ずんでいて、持ったときにザラザラした感じも出てきていました。よく手に触れる場所なので、汚れも溜まりやすいのだと思います。

用意したものは、ピカールと家にあるものだけ
使ったのは、次の4つです。買う必要があるのはピカールだけで、あとは家にあるもので十分でした。真鍮のアイテムを持っている人なら、ピカールを1本持っておくと、思い立ったときにすぐ磨けます。
| 使ったもの | 使い方 |
|---|---|
| ピカール(日本磨料工業) | 汚れを落として磨く研磨剤 |
| コットン | ピカールを付けて磨く |
| キッチンペーパー(または新しいコットン) | 仕上げの空拭き |
| 綿棒 | 模様など細かい部分 |
ひとつ注意したいのが、ピカールの匂いです。思っていたよりかなりきついので、磨くときは窓を開けるなど、よく換気できる場所でやるのがおすすめです。
磨き方の手順|「ゴシゴシ」と「空拭き」の2段階
磨き方はとてもシンプルで、ピカールで汚れを落としたあとに、空拭きで仕上げるだけです。
- コットンにピカールを付けて、表面をゴシゴシ磨く
- 汚れが落ちてコットンが黒くなるので、様子を見ながら繰り返す
- 使っていないコットンかキッチンペーパーで空拭きして仕上げる
- 模様など細かい部分は、綿棒にピカールを付けて磨く
磨き始めると、コットンがすぐに真っ黒になります。それだけ汚れが溜まっていたということです。そして大事なのが、最後の空拭き。ピカールで磨いたあとに、乾いたキッチンペーパーやコットンで拭き上げると、さらに光ります。
また、磨けば磨くほどピカピカになりますが、ピカピカにしすぎても、真鍮らしいかっこよさが薄れてしまうと僕は思っています。なので、ペンケースとペンは「やりすぎない程度」を意識して、適度なところで止めるようにしました。
3つのビフォーアフター
まずペンケースは、少し磨いただけで、かなりの効果が出ました。表だけを磨いて裏を残しておくと、その差がはっきりわかります。くすんでいた表面から、もともとの素材感がまた現れてきて、「復活した」という感じです。

しっかり磨いた定規は、カメラで見づらくなるくらいのピカピカになりました。顔が映り込みそうなほどの輝きで、ピカールで本気を出すとここまで光るのかと驚きました。

クラフトラボ 003は、先端まわりはやりすぎないように、ぐるぐると軽めに磨きました。3つの中でいちばん匂いがきつかったのは、それだけ汚れが溜まっていたからかもしれません。仕上がりは、ビカビカというより、新品で買ったときに少しだけ戻ったような印象です。模様のある細かい部分は、綿棒でていねいに。台の部分はつい磨きすぎてしまい、少しやりすぎたかなと思うくらい光りました。

一度ピカピカに戻しても、また使っていくうちに味わい深い色に戻っていく。自分だけの深みを与えられるのが、真鍮ならではの魅力だと思います。だからこの素材が大好きなんです。
気になるところ
手軽で効果も大きい真鍮磨きですが、やってみて気になったところもあります。
- ピカールの匂いがきつい:磨いている間ずっと匂いがするので、閉め切った部屋でやるのはおすすめしません。換気できる場所で、窓を開けて作業するのがいいと思います。今回の3つの中では、いちばん汚れていたクラフトラボ 003を磨いているときに、特に匂いがきつく感じました。汚れがひどいアイテムほど、匂いも強くなるのかもしれません
- 磨きすぎると味が消える:少し磨くだけで効果が大きいぶん、つい磨きすぎてしまいます。僕もペンの台の部分は、気づいたら磨きすぎていました。ピカピカにしすぎると、使い込んで出てきた真鍮らしい味わいまで消えてしまうので、普段使いのペンケースやペンは「やりすぎない程度」で止めるのがおすすめです
- 細かい部分は手間がかかる:模様が入っている部分は、コットンでは奥まで届きません。綿棒にピカールを付けて、少しずつ磨く必要があります。定規のような平らなアイテムはすぐに終わりますが、ペンのように細かいデザインが入ったアイテムほど、細かい作業になって時間がかかります
まとめ|一度リセットして、また味を育てていく
ピカールとコットンがあれば、黒ずんだ真鍮も一気にきれいになります。くすんでいた表面をベロっと剥がしたような仕上がりで、3つとも大満足でした。
ただ、真鍮の魅力は、使い込むほどに味わいが増していくところです。今回の真鍮磨きは、いわば一度リセットしただけ。ここからまた、どんどん使い込んで、自分だけの色に育てていきたいと思います。真鍮のアイテムがくすんできたと感じたら、ぜひ一度試してみてください。

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