手帳やノートを選ぶとき、多くの人が悩むのは「本体」です。でも、こだわる人は、一緒に使う「ペン」まで気になってきます。
僕が愛用しているロロマクラシックmini5を手に入れたとき、まず思い浮かんだのがSAKURA craft_lab「003」でした。今回は、この真鍮製のペンの独特な存在感について書いておきます。

- Kaweco Sportと比べて、このペンを選んだ理由
- ダイヤルを回して書き始める楽しさ
- 3ヶ月で変わり始めた真鍮の色
- 真鍮55gのずっしりした重さ
基本スペック
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 品目 | SAKURA craft_lab 003(ゴールド) |
| ブランド | サクラクレパス |
| サイズ | 全長112mm × 軸径13mm |
| 重量 | 55g(真鍮製)※シルバー(アルミ製)は30g |
| ボール径 | 0.8mm |
| インキ | ゲルインキ・ブラック |
| 機構 | 頭冠のローレット回転式(ノック式ではない) |
なぜ、このペンを選んだか。候補にあった「Kaweco Sport」との比較
ロロマクラシックmini5を買うとき、一緒に使うペンを何にするか考えました。そのとき、もう1本候補に挙がったのがKaweco Sportです。
Kaweco Sportも結局あとで買うことになるのですが、mini5用に最初に選んだのは003でした。理由ははっきりしています。003のずっしりした重さと高級感。そして、実際にロロマクラシックと合わせたときのフィット感。この3点が決め手でした。
理由のひとつは、ペンの長さです。003は短くて軸が太い「短寸太軸」という、普通のペンとはちがうデザインです。この短さが、コンパクトなmini5サイズの手帳と組み合わせると、びっくりするほどちょうどいいバランスになります。
もうひとつの理由が、素材の組み合わせです。ロロマクラシックのきれいなレザーに、真鍮の存在感がしっくりなじみます。レザーの経年変化と、真鍮の経年変化。「育つ道具」が2つ並んでいるのは、見ているだけで満足感があります。


ダイヤルを回す、儀式のような瞬間
003はノック式ではありません。ペン先を出すには、頭の部分にあるローレット(ダイヤル状の部分)を回します。
しっとりした手触りで回すこの動作が、書き始める前のちょっとした儀式のような時間になっています。
ローレット部分には桜のマークが彫られていて、細かいところまでこだわりを感じます。ノック式のようなカチッとした操作ではなく、手の中でゆっくりダイヤルを回す。このひと手間が、書くモードへの切り替えになっています。

場面を選ばず使える、1本の相棒
このペンは、外でもデスクでも、ロロマクラシックmini5と一緒に使うときはいつも持ち歩いています。特別なときだけ使う「眺める用」のペンではなく、普段から手帳に何か書き込むときの相棒になっています。

3ヶ月で変わり始めた、真鍮の色
真鍮は、使い込むほど色が変わっていく素材です。このペンを使い始めて、もう3ヶ月ほどたちました。
ほぼ毎日手に取っているので、買ったときの鮮やかな金色は、もうだいぶくすんできています。指が触れるところを中心に、少しずつツヤや色が変わっていくのが分かります。
どこかで一度、研磨などのメンテナンスをしようと思っています。実は「いつメンテナンスしようかな」と考えること自体も楽しみのひとつです。真鍮は劣化ではなく「経年変化」として育てられる素材です。くすんでいく過程も、これから磨き直す過程も、どちらも道具との付き合い方として気に入っています。
真鍮55gの、ずっしりした重さ
003の魅力であり、ただひとつの「気になる点」でもあるのが、この重さです。
真鍮製のゴールドモデルは55g。アルミ製のシルバーモデル(30g)と比べると、2倍近い重さです。ペンとしては、正直かなり重いほうです。
⚠️ 購入前に知っておきたいこと
この重みは、人によっては「持ちにくい」と感じるかもしれません。長時間の筆記が多い方や、軽いペンに慣れている方は、一度手に取って確かめてから選ぶのがおすすめです。
でも、僕にとってはこの重さがいちばんの魅力です。ほかのペンにはないずっしりした手応えが、書き心地をより味わい深くしてくれます。
インクはゲルインキで、たっぷりなめらかに出る印象です。書きやすさは十分ですが、紙によっては裏移りが気になることがあるので、薄めの紙に書くときは注意してください。
まとめ:相棒に選んだのは、真鍮のペン
ロロマクラシックmini5に、このSAKURA craft_lab 003を合わせたのは、ただの思いつきではありませんでした。サイズ感、素材の質感、そしてどちらも時間をかけて育っていく道具であること。全部がかみ合った、なるべくしてなった組み合わせだと思います。
3ヶ月でここまで色が変わって、これからのメンテナンスも楽しみのひとつです。このペンは買ったら終わりではなく、使い続けるほど自分だけの1本に育っていきます。
手帳やノートと一緒に使うペンを探している人は、この真鍮の重さを一度手に取って確かめてみてください。長く付き合える道具かどうか、きっと分かると思います。





