映像の裏側にあるディテール。YouTubeで紹介した「ACEBEAM UC3A」というEDCライトへの偏愛を、ブログで書き残す。

先日、僕のYouTubeチャンネル「ロマンは矛盾だらけ」宛てに、あるフラッシュライトの有名ブランドから「僕たちの新しいプロダクトを動画で試してみませんか?」と、1通のメールが届きました。いわゆる、ギフティング(案件)のご依頼です。

チャンネルを始めてから、自分が心から「格好いい」「これ、いいよな」と思えるモノだけを動画にしてきたので、こうして僕の偏愛的な発信に目を留めていただけたこと自体、飛び上がるほど嬉しい出来事でした。

ですが、それと同時に、モノ好きとしてのちょっと偏屈なプライドが頭をもたげます。

「いくらお声がけいただいたとはいえ、自分が本気で納得できないモノだったら、動画でもお世辞は言えないぞ」と(笑)。

ところが、我が家に届いた小さな箱を開け、その中身を手のひらに載せた瞬間、そんなくだらない心配は一瞬で吹き飛んでしまいました。そこにいたのは、僕の「道具へのこだわり」のアンテナを、それこそライトの光のように強烈に刺激してくる、とんでもなく格好いい相棒だったからです。

すでにYouTubeの動画のほうでは、実際に光らせている様子や質感を映像でお届けしたのですが、今回はこのブログという場所を借りて、動画だけでは語りきれなかった細かいスペックの凄さや、僕が日々の生活の中で本気でこのギアを使い倒している理由について、文字の温度感でじっくりと書き残しておこうと思います。

ご紹介するのは、ACEBEAM(エースビーム)のEDCライト「UC3A」。

案件という枠組みを完全に忘れて、今、僕の毎日に欠かせない存在になっているこの小さなギアのお話に、少しだけお付き合いください。

目次

1. スマホの光で十分な時代に、あえて「道具」を持つ意味

現代において、「持ち歩くライト」と言えば、100人中100人が「スマホのライトで十分じゃん」と答えると思います。実際、スマートフォンの背面についているLEDは年々優秀になっていますし、暗い足元をちょっと照らすくらいなら何の不便もありません。

それなのに、なぜ僕たちモノ好きは、わざわざ単体のフラッシュライトを買い求め、ポケットに忍ばせようとするのか。

理由は簡単です。そこに理屈を超えた「ギアとしてのロマン」があるからです。

  • 金属を精密に削り出して作られた心地よい塊感
  • スイッチを押し込んだ時のカチッという明快なクリック感
  • 小さなボディからは想像もつかないほどの圧倒的な閃光

スマホの画面をスワイプして灯す光とは、道具としての「手応え」がまるで違うんですよね。

何を隠そう、僕は昔からこういうEDC(Everyday Carry)系のライトが大好きで、自宅の引き出しには、かなりの数のライトがコレクションされています。妻からは「そんなに集めて、一体どこを照らすの?」といつも呆れられていますが、いいんです。

💡 ソウスケの心の声

おかげで、万が一の災害時の「我が家の光問題」に関してだけは、一般家庭よりもはるかに困らない自信が、僕にはあります(Survive能力は高めです・笑)。

そんなライト愛好家の僕のコレクションに、YouTubeでの出会いをきっかけに、一瞬で最前線のスタメン入りを果たしたのが、この「UC3A」でした。

2. 【外観レビュー】サンセットを思わせる、アルミ削り出しの凝縮感

まず、撮影した写真を見てみてください。この、突き抜けるように鮮やかなオレンジのボディ、最高に格好よくないですか?

メタリックでありながら、どこか温かみを感じさせるサンセットオレンジのような色調。素材には航空宇宙グレードのアルミニウム(AL6061-T6)が使われていて、表面には頑丈な硬質アルマイト仕上げが施されています。

手にした時に、指先に伝わってくる金属のひんやりとした冷たさと、1.5メートルの落下にも耐えるという圧倒的なタフさ。

ここで、カバンの片隅に忍ばせておくのに最適な、このアイテムの驚異的なサイズ感を数字で見てみましょう。

ACEBEAM UC3Aのサイズ・重量

  • 長さ: 71.5 mm (2.82インチ)
  • 幅: 31.05 mm (1.22インチ)
  • 高さ: 15.5 mm (0.61インチ)
  • 重量: 63 g (バッテリー含む。2.22oz)

この「手のひらにすっぽりと収まる、精密な金属の塊」という凝縮感だけで、モノ好きなら間違いなく物欲が刺激されるはずです。

前回の記事でご紹介した、クラシックで無骨な「OUTDOOR × RAMIDUS」のミリタリーバッグのポケットに、この鮮やかなオレンジのライトをパチンとクリップで留めておく。そのコントラストを想像するだけで、毎日の外出がちょっとした冒険のようにワクワクしてくるのです。

動画ではその「色味」や「質感」を光の当たり方でお見せしましたが、こうして写真でじっくり見ても、ボタンの配置やロゴのプリントなど、細かい部分まで本当に丁寧にビルドされているのが分かります。

3. 【機能解説】小さな体に詰め込まれた、変態的なまでのスペック

このUC3A、見た目がお洒落な外遊びガジェットなだけでなく、中身のスペックがかなり「変態的(もちろん最高の褒め言葉です)」に作り込まれています。

ガジェット好きのツボをこれでもかと突いてくるギミックの数々を、ここで改めて4つのポイントに整理しておきますね。

① 最大900ルーメン・照射距離85メートルの閃光

この親指サイズの外観からは想像できませんが、メインのLED(デュアル SST-36R 6500K ホワイトメインLED)をマックスで点灯させると、なんと900ルーメンという、自動車のヘッドライト並みの爆光が飛び出します。夜の暗闇を一瞬で昼間に変えてしまうほどの光が、この小さなボディに眠っているという事実だけで浪漫がありますよね。

② 直感的なデュアルスイッチ

ボディの正面には2つのボタンが並んでいます。

上のボタンが「メインライト」、下のボタンが「RGBサイドライト」です。機能によってスイッチが完全に独立して分離しているため、暗闇でも手探りで直感的に、迷わず操作ができます。こういうUI(使いやすさ)の配慮が、道具として非常に優秀です。

③ 単4乾電池との、美しい互換性

個人的に一番痺れたのがここです。標準では、USB-Cケーブルを直接お尻に挿して充電できる、エコな専用リチウムイオン電池(10440 / 400mAh)が付属しています。しかし、もし旅先などで充電が切れてしまった場合、コンビニで売っている普通の「単4乾電池」を入れても、そのまま動いてしまうんです。このサバイバル能力の高さ、道具としての信頼性がたまりません。

④ ハンズフリーを叶えるマグネット&クリップ

お尻の部分(テールキャップ)に強力な磁石が仕込まれています。車のボンネットや、スチール製のラック、キャンプのタープのポールなどにペタッと貼り付けることで、両手を完全に自由にした状態で作業ができる。また、ほぼどこにでもしっかりと挟めるクリップも付いているため、持ち運びのストレスが一切ありません。

これだけの機能が、厚さわずか15.5mmの薄型ボディに詰め込まれている。まさに現代の技術が作ったポケットサイズの秘密基地です。

4. 各モードの出力と稼働時間(詳細データ)

マニアックな方のために、この小さなボディから放たれる光のバリエーションと、それぞれのバッテリー持ち(ランタイム)を表にまとめてみました。これを見るだけでも、このライトのマルチっぷりが伝わると思います。

メインホワイトライト(SST-36R 6500K)

明るさモード出力(ルーメン)連続稼働時間照射距離・その他
超低(Ultra-Low)4 lm23時間じっと手元を見る用
低(Low)80 lm1時間50分足元を照らす常用モード
中(Med)210 〜 30 lm30分 〜 1時間十分すぎる明るさ
高(High)900 〜 400 〜 90 lm15秒 〜 14分 〜 26分最大85m照射の爆光
ストロボ(Strobe)900 〜 400 〜 90 lm15秒 〜 25分 〜 1時間緊急信号・防犯用

補助サイドライト(270°広角照射)

メインの白い光だけでなく、サイドの白い半透明の窓からは、キャンプのランタン代わりになる優しい光や、カラフルな信号灯を出すことができます。

  • 補助白色光: 高(35 lm / 3時間) | 低(2 lm / 23時間)
  • 赤色光(Red): 高(1 lm / 6時間) | 低(0.5 lm / 18時間) ※フラッシュモードあり
  • 緑色光(Green): 高(2 lm / 6時間) | 低(1 lm / 18時間) ※フラッシュモードあり
  • 青色光(Blue): 高(1 lm / 6時間) | 低(0.5 lm / 18時間) ※フラッシュモードあり
  • 特殊モード: 赤青フラッシュ(23時間) | レインボーフロー(4時間)

5. 【リアルな用途】愛犬との夜の散歩を安全に照らす「特等席」

動画の中でも少しお話ししたのですが、このロマンと機能がギチギチに詰まったUC3Aには、僕の日常において、今一番輝いている(物理的にも)定位置があります。

それが、毎朝毎晩欠かさず行く、「愛犬との散歩」の時間です。

僕は散歩用のウエストバッグのベルト部分に、このライトの頑丈なクリップをカチッと挟んで装着しています。夜道は、足元の段差に気をつけたり、愛犬の落とし物を探したりと、何かとライトが必要なシーンが本当に多いんですよね。そんな時、腰元にこれがあるだけで、とてつもない安心感があります。

そして、散歩中の僕の定番の使い方が、先ほど紹介したサイドの窓を使った「緑色光のフラッシュ(ピカピカ点滅)」です。

夜の犬の散歩で大活躍する理由

  1. 270度の広角照射: 前方だけでなく、横や後ろからも光が見えやすい
  2. グリーンの点滅: 夜間の自転車や自動車からの視認性が劇的にアップする
  3. 完全ハンズフリー: 両手が空くので、リードを持ったまま安全に歩ける

アースカラーのバッグの腰元で、鮮やかな緑色の光がリズミカルに明滅する。「ここに人間と犬が歩いていますよ」というサインを、上品に、かつ確実に出すことができる。IP68等級の完全防水・防塵仕様なので、突然の雨でも全く動じません。犬を飼っているすべての人に体験してほしいくらい実用的です。

時にはキャンプのテントの中で、マグネットでポールに貼り付けて、優しい「補助白色光」として手元を照らすランタン代わりにするのもいい。まさに、1台で何役こなすんだと言いたくなるほどのマルチプレイヤーです。

6. まとめ | 動画の「空気感」と、ブログの「ディテール」

今回は、YouTubeチャンネル「ロマンは矛盾だらけ」への嬉しいご縁から出会った、僕の新しいお気に入り「ACEBEAM UC3A」をブログという形でもご紹介させていただきました。

YouTubeの動画では、実際に暗闇を照らした時の光の広がり方、カチカチと切り替わるスイッチの音、そしてこのオレンジ色が持つリアルな金属の質感を、映像の「空気感」としてお届けしました。

そしてこのブログでは、動画のテンポ感の中ではどうしても溢れ落ちてしまう、細かいルーメン数の違いやバッテリーの互換性といった「ディテールの思考」を書き残す。

こうして動画とブログ、それぞれの温度感で行き来しながら、大好きな道具の魅力を立体的に形にしていく作業は、僕にとってもすごく贅沢で、楽しいトレーニングになっています。

最初は「スマホのライトがあるしな」と思っていた自分を、今では深く反省しています(笑)。やっぱり、目的を持って作られた「専用の道具」が持つ美しさと信頼性は、何物にも代えがたいものがありますね。

僕の秘密基地の引き出しには、まだまだ他にも、語り出したら止まらない風変わりで愛おしいEDCライトたちがたくさん眠っています。

「絶対にいらない、だけどどうしても欲しい」

という、モノ好きたちの美しき矛盾を激しく刺激するフラッシュライトの世界。これからも、動画だけでなくこのブログでも、僕なりの言葉でたくさんご紹介していこうと思います。

皆さんのカバンやポケットの中にも、日常を少しだけワクワクさせてくれる、頼れる小さな光をひとつ、忍ばせてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

ソウスケ / 浪漫企画 主宰

動画クリエイター。「ロマンは矛盾だらけ」YouTubeチャンネルにて、ガジェットやレザー、キャンプギアなど、実用性だけでは語れない“こだわり”を追求。

最新デバイスをアナログな鞄に詰め込むような、理屈を超えた「ロマン」の摩擦を愛する。この場所は、僕が選び抜いた道具たちの深い記録です。

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