Plaud Note Proレビュー|カードサイズのAIボイスレコーダーで、録音を「AIに聞く」時代へ

今回紹介するのは、PlaudのAIボイスレコーダー「Plaud Note Pro」です。Plaudは、2023年に「AIボイスレコーダー」というジャンルを世の中に広めた先駆け的な存在。名前は知っていたものの、実際に使うのは今回が初めてでした。

録音して、文字起こしして、要約する。この流れ自体は、今ではいろいろなメーカーが似た製品を出していて、正直そこに目新しさはあまりないと思います。なのでこの記事では、1か月ほど使ってわかったPlaudならではの使いやすさと、自分の仕事でどう使えたかを中心にまとめます。

先に結論:Plaud Note Proのいいところ・気になるところ
  • ほぼクレジットカードサイズで厚さ約3mm、持ち歩いても存在感がない
  • 長押しするだけで録音が始まり、会議じゃない会話もさっと記録に残せる
  • 録音を「聞き返す」のではなく、AIに「聞く」使い方ができる
  • 本体だけだと薄すぎて、なくしてしまいそう
  • 使い込むと、無料プランの300分はすぐ上限に届く
Plaud Note Proを手に持ったところ
目次

Plaud Note Proの基本情報

項目Plaud Note Pro
サイズ約85.6×54.1×2.99mm
重さ30g
マイクMEMSマイク4個+VPU(音声処理ユニット)1個
ストレージ64GB
バッテリー500mAh
連続録音最大30時間(音声強化モード)/最大50時間(長時間駆動モード)
待機時間最大60日
文字起こしの対応言語112言語
付属品マグネットケース、マグネットリング、充電ケーブル
無料プラン毎月300分の文字起こし(Starterプラン)
公式価格30,800円(税込)
出典:Plaud公式サイト(2026年10月時点)
Plaud Note Proの本体

僕が使っているのはブラック。Plaudのラインナップの中では最上位の、フラッグシップモデルと言っていいと思います。ほぼクレジットカードと同じサイズで、厚さは3mmを切っていて、重さは30g。初めて手に取ったときは「今のボイスレコーダーって、こんなに薄くて軽くて成り立つんだ」と衝撃を受けました。素材にも高級感があります。

付属のケースはMagSafe対応で、僕は基本的にこのケースに入れて使っています。iPhoneの裏にパチンとくっつけても、いい意味で存在感がなく、まったく邪魔になりません。MagSafeに対応していないスマホでも、付属のマグネットリングを使えば同じように使えます。充電はマグネット式の専用ケーブルで、一度充電すればしばらく使えるので、充電の頻度もあまり気になりません。なお、文字起こしは本体を買えば月額料金が必須というわけではなく、無料のStarterプランで毎月300分まで使えます。足りなくなったら、月1200分のProプランや、無制限のUnlimitedプランにアップグレードできます。

「記録」:長押しで録音、メモや写真も一緒に残せる

Plaudは公式で「記録・抽出・活用」という3つのステップを掲げています。まず「記録」の部分で特徴的なのが、音声以外の情報もまとめて1つのデータとして残せることです。方法は4つあって、1つ目は本体の長押しで録音を始めること。2つ目は、録音中に本体を短く押すと、そこがハイライトとして記録され、「ここが重要なポイント」とAIに伝える合図になります。3つ目は、浮かんだアイデアをテキストで入れておくと、AIが文脈として読み取って要約に反映してくれる機能。4つ目は画像で、重要な資料やホワイトボードを撮っておけば、その情報も組み合わせて要約を作ってくれます。

日常の使い方としては、ガジェットポーチに入れておいて、ここぞというときに本体だけを取り出して使うこともできますし、スマホの裏にくっつけたまま持ち歩いて、会議のときはデスクに置いて録音する、という使い方もできます。持ち方を選ばないので、かなり柔軟に使えるアイテムだと思います。

「抽出」:要約を役割ごとに作れて、録音にAIで質問できる

Plaud Note ProをiPhoneの背面に付けたところ

文字起こしは112の言語に対応しています。注目してほしいのがカスタム用語集で、医療・法律・金融など10種類以上の用語集が最初から入っていて、選ぶだけで使えます。発音が似た単語でも選んだ分野の言葉を優先して文字起こししてくれるので、専門的な話でも精度が落ちにくいのが特徴です。社内だけで使う略語のような言葉を自分で登録することもできます。要約は、1つの会話から複数の視点で作れるのがポイントで、同じ会議から営業向けのアクション項目、チーム向けのフィードバック、経営層向けの戦略概要、というように役割に合わせた要約を出せます。元の記録はそのまま残るので、文脈を保ったまま見比べられます。

この「抽出」でいちばん紹介したいのが「Ask Plaud」です。録音を後から聞き返して必要なところを探すのは、正直かなり面倒。Ask PlaudならAIに質問するだけで答えが返ってきます。すべての回答が録音した音声にもとづいていて、元の音源までさかのぼって確認できるので、AIが事実でないことを言う心配が少ないのは、仕事で使ううえで大事なポイントです。回答はノートとして保存でき、質問に合わせて別の視点もどんどん提案してくれます。複数のファイルを横断して検索できるので、たとえば「競合」というキーワードで過去の録音をまとめて探すこともできます。

「活用」:パソコンの会議も録れて、MCPでいつものAIにつながる

「活用」の部分で大きいのは、パソコン版のアプリ、Web版、スマホアプリの3つが1つのワークスペースでつながっていることです。スマホで録って、パソコンで仕上げるという流れが普通にできます。中でも便利なのがパソコン版のアプリで、ZoomやTeams、Google Meetなどのオンライン会議の音声を、イヤホンを使っているときでも録音できます。オンライン会議はパソコンのアプリ、対面の会話は本体、と使い分ければ、ほぼすべての場面をカバーできると思います。Googleカレンダーと連携すると、予定に合わせて録音を忘れないようにリマインドしてくれたり、予定名をもとに録音ファイルに自動で名前を付けてくれたりします。カレンダーの情報は読み取るだけで、予定を作ったり消したりすることはないそうです。

そして新しく加わったのが「Plaud MCP」です。MCPは、AIアシスタントと自分のデータをつなぐ共通の差し込み口のようなもの。これまではPlaudの録音をChatGPTやClaudeで使おうとすると、アプリを開いて文字をコピーして貼り付ける必要がありました。MCPを設定すれば、その手間が丸ごとなくなります。「先週の〇〇さんとのミーティングの議事録を出して」と話しかけて文字起こしを呼び出したり、会議の内容から社内向けの報告メールの下書きを作ったり、過去3回分の定例を比べて遅れているタスクを出したりできます。僕も普段からClaudeを使っているので、これは本当にありがたい機能で、追加費用もかかりません。

実際に使ってみて:会議じゃない会話を残せることに価値がある

iPhoneの背面に付けたPlaud Note Pro

僕がいちばん使ったのは、実は会議というほどでもない場面です。仕事中のちょっとした立ち話や相談、それに友人と居酒屋で話しているときにも試してみました。周りがかなりガヤガヤしている環境でも、録音も要約もかなり正確にできていて、感激しました。内容をまとめるだけでなく、マインドマップや図まで作って論点を整理してくれるので、「そうそう、こういうことを話したよね」と一瞬で思い出せるのもありがたかったです。

僕の職場では、オンライン会議の録画や録音、AIを使った議事録の仕組みはすでに入っていて、その部分だけを見ればPlaudがなくても困らない、というのが本音です。それでも便利だと感じたのは、仕事中にさらっと始まる会話や、「これは大事だな、忘れたくないな」と思う瞬間に、長押しひとつで録音を始められること。フォーマルな会議ではない場面でも、ちゃんと記録に残せる。そこにいちばん価値を感じて、今では愛用しています。YouTubeの活動にも、会社員としての本業にも、かなり役に立っています。

💡 ソウスケの心の声

録音して後から聞き返す時代から、録音してAIに聞く時代へ。情報整理のスタイルそのものが変わる1台だと思いました。

気になるところ

とても気に入っていますが、使ってみて気になったところもあります。

  • 本体だけだと薄すぎて、なくしてしまいそう:厚さ3mmを切る薄さは大きな魅力ですが、そのぶん本体だけで持ち歩くと、本当になくしてしまいそうです。付属のケースに入れておけば、少しだけ存在感が出て安心できます。僕はずっとケースに入れて使っているので、カバーはつけておくのがおすすめです。ガジェットポーチに入れておくときも、ケースごと入れておくと安心です
  • 本体そのものはMagSafeに対応していない:iPhoneの背面にくっつけるには、MagSafe対応の付属ケースに入れる必要があります。ケースに入れても十分に薄くて軽いので、使っていて困ることはありません。ただ、本体そのものにMagSafeが付いていたら、いちばんありがたかったなと思います。ケースなしでパチンとくっつけられたら、もっと身軽に持ち歩けそうです
  • 使い込むと、無料プランはすぐ上限に届く:無料のStarterプランでも毎月300分の文字起こしが使えて、全機能を試せるので、制限だらけで使えないということはありません。週に数回くらいの利用なら、300分でも足りると思います。ただ、使えば使うほど上限にはすぐ届くので、毎日のように録音するなら、月1200分のProプランなどへのアップグレードも考えておくといいと思います

まとめ:録音を「聞き返す」から「AIに聞く」へ変えてくれる1台

ケースに入れてiPhoneに付けたPlaud Note Pro

Plaud Note Proは、カードサイズの薄さと軽さで持ち歩いても邪魔にならず、それでいて記録・抽出・活用まで、かなり便利な機能がそろったAIボイスレコーダーです。新しく加わったMCPでいつものAIともつながり、今の僕にはかなりハマっているアイテムです。価格は3万円ちょっとですが、人の話を記録する機会が多い人には、それだけの価値があると思います。

  • カードサイズで薄くて軽く、持ち歩いても存在感がない
  • 長押しひとつで、会議じゃない会話も記録できる
  • Ask PlaudやMCPで、録音をAIに聞ける
  • 本体だけだとなくしそうなので、ケースはほぼ必須
  • 毎日使うなら、無料プランでは足りなくなる

こんな人に向いていると思います。

  • 人の話を記録する機会が多い人、長時間の録音が多い人
  • Googleカレンダーで予定を管理していて、会議が多い人
  • 普段からChatGPTやClaudeを使っていて、録音もAIで活用したい人
Plaud Note Proで使える割引コード

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この記事を書いた人

ソウスケ / 浪漫企画 運営者

大好きなガジェットの話を中心にEDC/ステーショナリー/バッグなど、日々のこだわりや発見を発信しています。

何でも効率化できる時代だからこそ、あえて手間や不便を楽しみたい。そんな僕なりのこだわりを、動画だけでなく「言葉」でもお届けできたらと思っています。

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