デジタル時計に、何十万円もの価値を見出す人がいます。かと思えば、その対極ともいえる「チープカシオ」に、同じくらいの熱量で心を奪われる人もいます。僕は完全に後者です。
今回ご紹介するのは、僕が今も手元に残している数少ない一本、CASIO Collection「F-91WM-9AJH」。Amazonでなんと1,540円という驚きの価格で手に入る、ブラック×ゴールドのデジタルウォッチです。

基本スペック
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 品目 | CASIO Collection F-91WM-9AJH |
| ベースモデル | F-91W(1989年発売、通称チープカシオ/チプカシ) |
| カラー | ケース=ゴールド/文字盤・バンド=ブラック |
| サイズ | 38.2×35.2×8.5mm |
| 重量 | 21g |
| 素材 | 樹脂(ケース・バンド・風防) |
| 防水 | 日常生活用防水 |
| 機能 | ストップウォッチ、時刻アラーム・時報、LEDライト、オートカレンダー |
| 電池寿命 | 約7年 |
| 価格 | ¥1,540(Amazon、定価¥2,200) |
15本から3本へ。それでも残った、確かな理由
かつて僕は、チープカシオだけで15本近くを所有していた時期がありました。カラーやモデルを少しずつ変えて集める、いわゆる「沼」に片足を突っ込んでいたわけです。
しかし、Apple Watchをメインの時計として使うようになったタイミングで、その大半を人に譲りました。デジタルで多機能なApple Watchの便利さに、当時はすっかり乗り換えていたのです。
それから時間が経ち、今、手元に残っているチープカシオはわずか3本。
「なんとなく持っていた」ものはすべて手放され、「これだけはどうしても手放せなかった」ものだけが生き残った。
このF-91WM-9AJHは、その厳選された3本のうちの1本です。
数を減らしたからこそ分かる、本当に好きなものの輪郭。このブラック×ゴールドという配色は、僕にとってそれくらい確かな好みだったのだと思います。

ブラック×ゴールドという、安っぽくならない配色の妙
定番のマットなブラックに、ケース部分だけがゴールドという組み合わせ。この配色が、驚くほど「安っぽさ」を感じさせません。
安価なプラスチック時計にありがちな、全体がテカテカと光る安っぽい質感ではなく、ブラックの落ち着きがゴールドの主張を上品に受け止めてくれる。遠目に見ると洗練された印象を保ちながら、近づくとゴールドのアクセントがしっかり効いている。
💡 ソウスケの心の声
「ちょうどいい主張感」。これが、僕がこの一本を手放せなかった最大の理由です。

チープカシオという「沼」:複数持ちという選択肢
チープカシオの最大の魅力は、なんといってもこの価格です。1本1,540円という手に取りやすさゆえに、Amazonだけでもカラーバリエーションが20種弱も展開されています。
この価格帯だからこそ、1本に絞る必要はありません。
- その日の服装や気分に合わせて、時計そのものを「コーディネートの一部」として着替える
- 高級腕時計では絶対にできない、チープカシオだけが持つ遊び方
- 複数所有することで、日々の小さな選択が楽しみになる
かつて15本を所有していた頃の僕は、まさにこの「選ぶ楽しさ」を味わっていました。今は数を減らしましたが、また少しずつ気になるカラーを増やしていきたいと思っています。
気になる点:あえての「みんな持ってる」感
正直に言うと、この時計に大きな欠点はほとんどありません。唯一気になる点を挙げるなら、「使っている人が多い」ということでしょうか。
⚠️ 購入前に知っておきたいこと
F-91Wは世界的に見ても圧倒的な定番モデルであり、街で同じ時計を見かける機会は少なくありません。「他の人と被りたくない」という気持ちが強い人にとっては、これは弱点に感じるかもしれません。
しかし、僕はこの「みんなが知っている定番」であることこそが、むしろ魅力だと思っています。誰もが一度は目にしたことのある形だからこそ、そこにゴールドという少しの個性を足すだけで、絶妙な「ハズし」が生まれるのです。
まとめ|1500円のロマンは、侮れない
15本から3本へ。数を減らしてもなお手元に残ったこの一本は、僕にとって「本当に好きなもの」の証明です。
高価な時計が持つ重厚な魅力とは対極にある、軽やかで、気軽で、そして少しの遊び心。1500円という価格の向こう側に、これほど確かなロマンが詰まっているとは思いませんでした。
もしあなたが、時計を「毎日のコーディネートの一部」として楽しみたいと思うなら、このチープカシオの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。きっと、その手軽さに驚くはずです。

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