LOG ep.6 | 悪口まみれだった僕が、自分の「毒」を抜いて、機嫌よく生きるために続けている2つの脳内トレーニング。

このブログを開設してから、僕がなぜ30代半ばにしてYouTubeという新しい世界にチャレンジしようと思ったのか、あるいは、20代の頃に出会った「読書」という習慣がどのように僕の人生の軌跡を変えてくれたのかなど、僕という人間を作ってきた様々なターニングポイントについて書き残してきました。

今回は、そういった大きなイベントのお話ではなく、もう少し僕の個人的な内面に潜り込んだ「雑談」をお届けしようと思います。

テーマは、僕がなりたい自分に少しでも近づくために、日々の暮らしの中で意識して心がけている「心のミニルール」について。

今の僕は、自分で言うのも少しおこがましいですが、本業をやり、育児をやり、夜は秘密基地にこもって動画を作ったりブログを書いたりと、精神的にかなり安定した、明るいメンタルをキープしながら毎日を過ごせています。

でも、昔からこんな風に機嫌よく生きられる人間だったわけでは、決してありません。むしろ、過去の僕は今の僕とは正反対の、かなりめんどくさくて、トゲトゲとした人間でした。そんな僕が、日々のちょっとした思考のトレーニングによって、自分の「人柄」を少しずつ作り替えてきたプロセスについて、恥を忍んでお話しさせてください。

目次

1. 「悪口ベースのつながり」を手放す。他人のせいにしないという決意

まず、最初にご紹介したい僕のミニルールは、「人の悪口を言わない、そして、何が起きても人のせいにしない」というものです。

こうして文字に書いてみると、まるで小学校の道徳の教科書に載っているような、あまりにも当たり前で、退屈な言葉に見えるかもしれません。しかし、以前の僕は、この真逆をいく人間でした。自分でも本当に情けないのですが、当時の僕は「人の悪口や陰口を、人一倍言うタイプ」の人間だったと思います。

当時は、誰かと仲良くなったり、周囲からの同意を取り付けたりするための手段が、完全に「共通の敵を作って、悪口を言い合うこと」がベースになっていたんです。

「あの人のあのやり方、ちょっと信じられないよね」 「本当そうですよね、分かります」

そんな風に、誰かを落とすことで一時的な連帯感を得て、自分のポジションを安心させる。今こうして振り返って文章にしているだけでも、背中がむずがゆくなるほど恥ずかしいですし、もう二度とあんな見窄らしいことはしたくないと心から思っています。

なぜなら、悪口のコミュニティからは、誰も幸福になれないという真理に気がついたからです。

YouTubeを始めたり、こうして自分のメディアを持って発信を続けたりする「挑戦の過程」のなかで、僕は「自分にとって、本当の幸せってなんだろう」という、少し気恥ずかしいテーマについて真剣に考える機会が増えました。その結果、僕の頭のなかの思考は驚くほどシンプルになり、日々の意思決定にも迷いがなくなっていきました。

僕がたどり着いた、他責と悪口がもたらす不都合な真実をまとめると、次のようなメカニズムになります。

他責と悪口が幸福を遠ざける理由

  • 人のせいにする(他責): 何かがうまくいかない理由を他人のせいにしていると、その瞬間は楽かもしれません。しかし、それは「自分の人生の主導権を他人に握らせている」のと同じことです。自分でコントロールできないことにイライラし続ける人生になり、巡り巡って、最終的にはすべて自分に最悪な形で返ってきます。
  • 人の悪口を言う(陰口): 悪口を言っている瞬間、脳は一瞬だけスッキリしたような錯覚を覚えますが、実は自分の口から吐き出した言葉を一番近くで聞いているのは、自分自身の耳です。ネガティブな言葉を使い続けることで、自分の気持ちが内側からじわじわと「毒」に侵されていき、結果として心がどんどん貧しくなっていきます。

誰かのせいにしても、誰かの悪口を言っても、自分の市場価値が上がるわけでもなければ、家族との時間が豊かになるわけでもない。

そこに気づいてから、僕は自分の中から他責と悪口のエネルギーを徹底的に排除することを誓いました。それだけで、心のなかのノイズが消え去り、驚くほど視界がクリアになったのを覚えています。

2. 最悪な瞬間をひっくり返す魔法。究極の「ついてる」トレーニング

他責と言い訳を無くした上で、僕がもうひとつ、毎日の生活のなかで実践している少し風変わりな脳内トレーニングがあります。

それは、日常で何かイラッとすることや、理不尽で嫌な出来事が起きた瞬間に、「僕は、なんてついているんだ!」と、あえて声に出して無理やりポジティブ思考に切り替えるというルールです。

これだけだと少し宗教っぽく聞こえるかもしれないので、具体的な例を出しますね。

例えば、天気の良い日に外を歩いていて、運悪く上空から鳥のフンが自分の頭や肩に直撃したとします。普通に考えたら、その日のテンションはガタ落ちですし、「なんで自分だけがこんな目に遭うんだ……」と、一日中どんよりとした嫌な気分を引きずってしまいますよね。

そんな時、記憶のなかの僕は、すかさず脳内で次のように変換をかけます。

🐦 鳥のフンが落ちてきた時の脳内変換 「うわ、頭に鳥のフンが落ちてきた!……いや、待てよ? これ、明日会社に行った時に『聞いてくれよ、昨日さぁ……』って、みんなとの会話の鉄板のネタにできるじゃん! 最高の掴みを手に入れたぞ。めちゃくちゃついてるなー!」

文字通り、自分にそう言い聞かせるんです。

「そんなの、ただの強がりでしょ?」と思われるかもしれません。でも、これが面白いもので、何度も何度も、嫌なことが起きるたびにこの「無理やりな切り替え」を意識して実践していると、脳の回路が本当に書き換わって、不思議とイライラしなくなっていくんです。これは一種の、メンタルの筋トレのようなものです。

この思考の habits(習慣)を極限まで突き詰めていくと、究極的には次のような領域にまで達します。

究極の「ついてる」思考のステップ

  1. 日常のトラブル: 「電車が遅延した」 ➔ 「お気に入りの読書の時間が15分も増えた、ついてる!」
  2. 仕事のミス: 「企画が不採用になった」 ➔ 「自分の弱点が本番前に明確に分かった、ついてる!」
  3. 最悪の事態: 「交通事故に遭ってしまった」 ➔ 「一歩間違えたら死んでいてもおかしくなかったのに、かすり傷で済んだ。なんてついているんだ!」

ここまで来ると、もはや無敵だと思いませんか?

自分の外側で起きる出来事(環境や事故)をコントロールすることはできませんが、それを「どう解釈するか」という心のフィルターだけは、100%自分の意志で選ぶことができるんです。

このフィルターを「ついてる」で固定できるようになると、日々のメンタルの浮き沈みがほとんどなくなります。感情の波が穏やかになり、日常のベースラインを常に「明るい状態」でキープできるようになる。

心がそうやって明るく浄化されていくと、不思議なことに、昔のように他人の悪い部分を探して悪口を言う気力がサラサラ無くなり、逆に「人の良いところ」に自然と目が向くようになります。周りの人を素直に褒めたり、応援したりできるようになるという、素晴らしい副産物までついてくるのです。

3. 理想論のその先へ。完璧じゃなくても、昨日の自分を少し好きになる

ここまで僕のミニルールを2つほどお話ししてきましたが、きっとここまで読んだ方のなかには、「ソウスケさん、それはちょっと綺麗事が過ぎるんじゃないか」「ただの理想論だよ」という感想を持たれた方もいると思います。

その指摘は、全くもって正しいです。僕自身、今でもこれが100%完璧にできているわけではありませんし、自分でも「少し理想論が過ぎるよな」と思いながら書いています。人間ですから、どうしても虫の居所が悪くて、他人の言動にモヤモヤしてしまう日だってあります。

ですが、完璧にこなせるかどうかが重要なのではありません。大切なのは、「そういう基準を持って、そっちの方向に進もうと足掻いているか」という姿勢そのものです。

少なくとも、毎日誰かの悪口や愚痴に溢れ、タイムラインを眺めては他人に嫉妬していた過去の自分と、今の自分を天秤にかけたとき、僕は今の自分のほうが圧倒的に好きになれています。

周囲の人を言葉の毒で不幸にすることもなく、自分自身が日々の暮らしのなかに、静かで確かな幸福を感じられるようになってきている。その実感こそが、何よりの証拠です。

僕たちの人生を形作っているのは、何か一発逆転の大きなお祝い事ではありません。こうした、毎日のほんのちょっとした「思考の積み重ね」の連続です。

思考が人柄を作るロードマップ

  • 意識(ミニルール): 悪口を言わない、起きたことを「ついてる」と捉え直す。
  • 行動(日々の選択): 嫌なことがあっても笑顔で流し、他人の良いところを口にする。
  • 習慣(脳の回路): 意識せずとも、物事をポジティブに解釈できるようになる。
  • 人柄(現在の自分): 周りから「いつも機嫌が良くて、前向きな人」として信頼される。

毎日の小さな意識のアップデートが、やがて行動を変え、習慣を変え、最終的にはその人の「人柄」や「人生の景色」そのものを、ガラリと変えていくのだと、僕は本気で信じています。

4. まとめ | 自分だけの秘密基地で、心の毒を抜いていく

今回は、「思考の余韻」というカテゴリらしく、僕が日々のなかで実践しているメンタルの調律方法について、ダラダラと書き殴らせていただきました。

モノ選びにおけるロマンを語る時もそうですが、結局のところ、僕たちは「自分の人生をどれだけ納得感を持って、ご機嫌に生きられるか」というゲームをプレイしているのだと思います。他人の目を気にして悪口を言い合ったり、不運を嘆いて誰かのせいにしたりしている時間は、あまりにももったいない。

せっかくなら、自分の大切なエネルギーは、大好きなガジェットをいじったり、家族と美味しいご飯を食べたり、フルマラソンのトレーニングに励んだりといった、自分の人生を豊かにする方向だけに100%注ぎ込みたいですよね。

僕の頭のなかの引き出しには、今回ご紹介した2つのルールの他にも、日常をちょっとだけスムーズにするための「小さな意識のタネ」がまだまだたくさん眠っています。

また思考の余韻が溜まってきた頃に、別の記事としてこの場所にそっと書き残させていただきますね。

皆さんは今日、自分の心の中にどんな言葉をかけ、どんなフィルターを通して世界を眺めましたか? もし、日々の忙しさの中で心に少しトゲが刺さっているのなら、まずは次のトラブルが起きた瞬間に、騙されたと思って小さく「ついてるな」と呟いてみてください。

その一言が、あなたの明日を少しだけ明るく照らす、魔法のスイッチになるかもしれませんよ。

今日はこのへんで。お読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

ソウスケ / 浪漫企画 主宰

動画クリエイター。「ロマンは矛盾だらけ」YouTubeチャンネルにて、ガジェットやレザー、キャンプギアなど、実用性だけでは語れない“こだわり”を追求。

最新デバイスをアナログな鞄に詰め込むような、理屈を超えた「ロマン」の摩擦を愛する。この場所は、僕が選び抜いた道具たちの深い記録です。

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